Agent Browser Gateway ドキュメント
はじめに
Chrome のタブを1つ共有し、abg で読み取ってから共有を解除します。
必要なもの: macOS 14 以降の Apple Silicon 搭載 Mac、Google Chrome 120 以降、Homebrew。Windows やソースからのビルドはインストールを参照してください。
クイックスタート
Section titled “クイックスタート”-
Chrome ウェブストアから拡張機能を入れます。
-
Gateway アプリと
abgCLI を入れます。Terminal window brew tap arcmanagement/agent-browser-gateway https://github.com/arcmanagement/agent-browser-gatewaybrew trust --cask arcmanagement/agent-browser-gateway/agent-browser-gatewaybrew install --cask agent-browser-gateway -
Gateway を起動し、拡張機能とつながったか確かめます。
Terminal window open -a "Agent Browser Gateway"abg statusメニューバーにアイコンが出ます。
abg statusの JSON でrunningがtrue、extensionCountが 1 以上なら接続できています。 -
共有したいページを開きます。ABG 拡張機能のアイコンを押し、このタブをエージェントと共有 を選びます。英語表示では Share this tab with agents です。アイコンに緑の
ONバッジが付きます。 -
共有中のタブを一覧します。
Terminal window abg tabs --compact[{"accessMode" : "manual","browser" : "chrome","ref" : "t1","tabId" : 418,"targetId" : -1,"title" : "Example Domain","url" : "https://example.com/"}]refは他のコマンドに渡す短い名前です。tabIdとtargetIdの値は環境ごとに変わります。ポップアップでプロファイル名を設定するとprofileキーも付きます。1タブ1行で見たいときはabg tabs --format textを使います。t1 418 manual [Example Domain] https://example.com/ -
ページを Markdown で読み取ります。
Terminal window abg read t1 --format markdownページの内容が Markdown で出力されます。手順5の
refがt1でなければ、その値に置き換えます。 -
共有を解除します。
Terminal window abg revoke t1ok: trueが返り、abg tabs --compactの一覧からタブが消えます。
Claude Code や Codex にタブを扱わせるには、npx skills add arcmanagement/agent-browser-gateway -g でエージェントスキルを入れ、タブの ref をエージェントに伝えます。詳しくは エージェントスキルと MCP を参照してください。
うまくいかないとき
Section titled “うまくいかないとき”abg のエラーは JSON で返り、error にコードが入ります。多くの場合、次に実行するコマンドが nextCommand に入っています。
gateway_not_running: Gateway アプリが起動していません。open -a "Agent Browser Gateway"を実行してからabg statusを確かめます。- シェルが
abgを見つけられない: CLI がPATHにありません。brew info --cask agent-browser-gatewayで cask が入っているか確かめ、ターミナルを開き直します。 extensionCountが 0、またはポップアップに「未接続」と出る: 拡張機能が Gateway に届いていません。chrome://extensionsで拡張機能が有効か、Gateway アプリが起動しているかを確かめ、ポップアップを開き直します。abg tabs --compactのtabsが空でpermittedTabCountが 0、またはabg tabs --format textがNo permitted tabs.を出す: 共有中のタブがありません。手順4をやり直します。tab_ref_not_found: そのrefの共有タブがありません。abg tabs --compactで今のrefを確かめます。共有を解除してから共有し直したタブには、新しいrefが付きます。no_permitted_tabsまたはtab_not_permitted: タブが共有されていないか、閉じた・別のオリジンへ移動した・解除されたことで共有が終わりました。共有し直してからabg tabs --compactを実行します。- ポップアップでシークレット モードでの実行の許可を求められる: Chrome は初期設定では、シークレットウィンドウで拡張機能を動かしません。拡張機能の詳細画面で Allow in incognito をオンにします。インストールを参照してください。
共有の仕組み
Section titled “共有の仕組み”- 共有するまで、エージェントにはどのタブも見えません。
- タブを閉じる、別のオリジンへ移動する、ポップアップ・ショートカット・
abg revokeで解除する、のいずれかで共有は終わります。 click、fill、paste、navigate、uploadなどの書き込み系コマンドは、初期設定で実行前にローカルの承認ウィンドウを開きます。読み取り系コマンドは承認を求めませんが、共有中のタブが必要です。- 操作はすべてローカルの監査ログに記録されます。
abg audit --lines 50で直近の記録を見られます。
ショートカットは、表示中のタブだけに作用します。
| ショートカット | 動作 |
| --- | --- |
| Alt+Shift+S、macOS では Option+Shift+S | タブを共有します。共有中なら解除します。 |
| Alt+Shift+C、macOS では Option+Shift+C | 数値のタブ ID をコピーします。タブは共有しません。 |
| Alt+Shift+A、macOS では Option+Shift+A | 注釈を開始・終了します。未共有なら、既存の共有条件を確認して先に共有します。 |
| Alt+Shift+M、macOS では Option+Shift+M | 注釈中に Area/Text を切り替えます。 |
| 未設定 | 注釈をすべて削除します。3秒以内に2回押して確定します。 |
| 未設定 | 注釈ツールバーの表示を切り替えます。 |
結果はバッジ、ツールチップ、ポップアップに出ます。キーは chrome://extensions/shortcuts で変更でき、現在の割り当てがポップアップと注釈ツールバーに表示されます。
ツールバーはグリップをドラッグするか、グリップへフォーカスして矢印キーで移動できます。位置と折り畳み状態は保存されます。通知は×ボタンかEscですぐ閉じられ、Escの後続処理への伝播を止め、注釈モードを維持します。ページが先に登録したwindowのcapture処理は先に実行される場合があります。
ドメイン単位の共有
Section titled “ドメイン単位の共有”分離したプロファイルやサンドボックス環境では、タブの共有で条件に一致するドメインを選ぶと、条件に一致する既存のタブと新しく開くタブを自動で共有できます。完全一致のドメイン、*.example.testのようなワイルドカード付きサブドメイン、ホスト名全体に一致する正規表現を複数登録できます。いずれかの条件に一致すれば共有対象になりますが、共有時のHTTPSとポートの制限も適用されます。適用前に、一致するタブをプレビューで確認してください。タブが許可範囲から外れると、自動アクセスは取り消されます。ルールは接続ごとに保存され、編集するとSandboxの自動再開への同意が取り消されます。このモードは、すべてのタブと同じ任意権限の<all_urls>を要求します。個人用、または用途が混在するプロファイルでは、手動共有を使用してください。